武士道精神
昔から友人ならともかく
全く面識のない人が
スポーツをしている姿を見ても
全然おもしろいと感じず
自分がやりたくなってしまうので
TVでスポーツ観戦は
しないのが当たり前でしたが
何故か今年は
オリンピックが気になります
中学から柔道を始めて
20歳のときに交通事故で
左足を複雑骨折するまで
続けていたこともあり
特に柔道の試合が
TVでやっていると
食い入るように見ています
以前は、やっぱり他人の試合は
興味がなく見ていませんでした。
試合を見ていると
日本人選手は一本を取りにいく
柔道をする選手が多いのに対して
外国人選手はポイントを稼いで
判定で勝てば良いという柔道を
する選手が多いように感じました
最近の柔道は
武道ではなくスポーツなので
仕方がないとは思いますが
男子73kg級決勝の試合で
勝敗が決まった直後
負けた中矢選手の上に
相手のロシア人選手が
離れた場所にいたのに
わざわざ馬乗りになりにいき
その状態で自分が勝ったことを
アピールするような行為をしているのを見て
一緒に見ていた奥様と
「あれはアカンやろ!」
と、二人でブーブー言ってました
昔、ロサンゼルスオリンピックで
金メダルを獲得した山下選手の
決勝での対戦相手であるモハメド・ラシュワン選手は、
山下選手が右足を怪我しているのを知りながら
右足を攻めなかったことが有名です。
そのことで負けてしまっては意味がないと
言われる人もいるでしょうが
柔道が武道からスポーツへと変化したことで
このような精神が伝わらなくなってしまったのかなと
ロシア人選手の行動を見て思いました。
しかし、スポーツマンシップというものもあり
やはり選手次第なのかなぁ。。。
柔道は礼に始まり礼に終わる
と言われます。
スポーツなどの競技だけでなく
生きるなかでの様々な面で
大切な精神であると思うのです
結果を求め過ぎて周りが見えなくならないように
目に見えるものにも目に見えないものにも
感謝して生きていこうと
改めて思った33歳の夏の出来事でした