相手をコントロールする裏側に隠された真実
他者とのコミュニケーションにおいて、相手の言動や行動に対して感情が揺さぶられる経験をしたことは誰しもあるでしょう。
感情が揺さぶられるだけでなく、泣いたり怒ったり無視したり、実際にそんな行動をとって相手とのコミュニケーションを拒絶する場合もありますね。
しかも、自分と関わりの深いひと、自分にとって大切なひとであればあるほど、そんな反応をしてしまいがちです。
そして、相手を責めたり、自分を責めたり、ときには相手も自分も責めたりと、必ず誰かを悪者にしようとします。
あなたは気がついていないかも知れませんが、実はあなたがそういった反応をとることで、相手をコントロールしようとしているのです。
親子でも夫婦でも恋人でも友達でも、自分の思い通りにならないことが起きたとき、人はなんらかの形で相手をコントロールしようとします。
この「思い通りにならないこと」というのが曲者で、いわゆる思い込みというやつです。
普通に生きている限り「〇〇してはいけない」「〇〇べきだ」という自分が信じ込んでいる何かを禁止したり制限したりしている思考パターンをみんな持っています。
これは自分自身の言動や行動を禁止したり制限しているものであり、他人が同じ思考パターンを持っているとは限りません。
ですが、当の本人はその考え方が当たり前で、一般常識だと思い込んでいます。
もう少し言えば、それが当たり前なので自分がそこから外れることを本当はやりたいと思っていたとしても、それを自分自身で禁止・制限してしまうのです。
噛み砕いて言えば、めっちゃ我慢してるんですね。
それなのに、相手がそれを平然としているのを見せられるとどう感じるかといえば...
ずるい~~~!!!
と、あなたの奥深くにいるもう一人のあなたが駄々をこねて、まるで子どものように感情を爆発させたり、相手を見下したりします。
思い込みは、ほとんどが子どもの頃に作られます。
ですので、あなたの奥深くに何かを親などから禁止・制限され、それが当たり前なんだと教え込まれた頃のあなたがいると思ってもらうとわかりやすいかも知れません。
相手をコントロールしようとするのは、相手だけでなく自分自身も辛いものです。
コントロールを手放すことが出来れば、お互いにすごく軽くなり、関係性もよくなります。(執着心からのコントロールを手放すと関係性が切れるという場合もあります。)
では、コントロールを手放すにはどうすればいいのでしょうか?
それは、あなたの中にいる子どもの希望を満たしてあげることです。
よく考えてみてくださいね。子どもの頃には禁止・制限されていたかも知れないけど、大人になったあなたにもうそれは必要ないことではないでしょうか?
希望を満たしてあげると喜びの感情が生まれます。
喜びというのは人間にとってとても心地良い感覚ですので、それまで「〇〇してはいけない」「〇〇べきだ」と一生懸命に禁止・制限していた思い込みも、心地良い方がいいと感じて消えていきます。
もしも、あなたの中にいる子どもの希望がなにかわからい場合は、まずは他人に対して無意識にしてしまっている批判をやめるようにしましょう。
他人に対して批判していることは、自分に科している禁止や制限であることが多いからです。
他人のことを批判してしまったら「こんなひともいるんだ」と言い換えましょう。
そんなことを繰り返していくうちに、他人を批判する回数が減っていくのがわかると思います。
そして同時に自分自身の思考も緩くなっているのに気づくことでしょう。
そうなると、相手をコントロールしようとすることも減っているはずですよ。
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