すぅ~っと何かが抜けていく
鍼灸師の数だけ、やり方がある。
と言われるほどに、鍼灸師によって
施術方法が変わってきます
たなごころの鍼灸は
東洋医学で「気」と呼ばれる
生命エネルギーの調整を重要視しています
内臓などが頑張り過ぎて炎症を起こすと
不要な熱エネルギーが体内に溜まります。
そういった不要なエネルギーを取り除いたり
呼吸が浅かったり、
しっかりと食事をしていなかったりすると
あるべきはずのエネルギーが不足します。
そんなときはエネルギーを補ったりします
経絡とよばれるエネルギーの通路があります。
その通路は基本的には一方通行なのですが
たまにエネルギーが逆流したり
渋滞が起こって混雑することもあります。
そんなときはエネルギーの流れを誘導したりして
流れを整えます
施術を受けている方も
エネルギーが
すぅ~っと抜けたり、
じんわり満ちたり、
さぁ~っと流れたり
そんな感覚を実感する方が多いのには
僕自身おどろきます
というのも、鍼灸師を養成する
学校のほとんどが東洋医学よりも
西洋医学的な技術をメインに教えるので
鍼灸師といえども
気!?なにを言うとんねん!
そんなもん信用できるかい
という感じの人が多いのが現実です。
でも、実際に治療していると
こちらが何も言わなくても
患者さんから
それって気ですか
という質問がやってきます。
数年前までは
あんまりそんなことを言うと
あやしいと思われると思っていたので
患者さんから聞いてきてくれたときだけ
気の概念を用いて説明していました。
でも最近は、
ずいぶんと抵抗がなくなったようで
普通にエネルギーの話が
出来るようになりました。
学校で、もっと教えたらいいのになぁ~