気の種類
気とは簡単に言えば生命エネルギーのことですが、気にも種類がありそれぞれ役割を持っています。
原気(元気)
両親から受け継いだもので、生命活動の原動力となるものです。
これが旺盛であれば、下腹部に張りがあり、体内の臓腑・器官も力強く働くことが出来るので病気にかかりにくくなります。
宗気
主に心臓や肺の活動に関係しているもので、心臓の拍動を力強く規則正しく行わせたり、呼吸や発声をしっかりとさせます。
営気(栄気)
血の生成に係わり、血と一緒に体内を循環することで臓腑や諸器官を栄養しています。
衛気
主に体外を循環していて、皮膚を収縮・弛緩させることで体温の保持をしたり、外邪の進入を防いだりしています。
臓気
五臓特有の働きをする気で、それぞれの活動を支えています。
経気
経絡中をめぐり、それぞれの経絡の活動を支えています。
胃気
胃を働かせる気で、胃が働くことで食物から新しい気を吸収することが出来るので、自己治癒力に大変重要な役割をしています。
正気(真気)
正常な気を総称したものです。
これに対して悪い気のことを邪気と呼び、邪気が旺盛になれば病気になります。